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志望動機って?

「この会社で働きたいと思った理由」を伝える項目です。

企業は志望動機を聞くことで、自社をよく理解してくれているか?や、どれほど意欲があるのか?を知ろうとしています。

「数ある企業の中で、なぜ他社ではなく、 この企業を選び応募したのか」を分かりやすく伝えられるように準備をしていきましょう。

重要視される理由

人事担当者に対して行ったある調査で「履歴書の内容で最も重要視する項目は?」 と尋ねたところ、「志望動機」と答えた人が、全体の20%以上を占めていました。 中途採用においては、「職歴」に次ぐ2番目に多い回答です。 なぜ、こんなにも重要視されるのでしょうか?

理由は、

「長い間お付き合いできる、自社にマッチした人材を採用したいから」

です。 採用担当者は「なぜ自社で働きたいのか」「なぜ他社ではダメなのか」「どんなことができるか」の問いから、将来この人はこの会社でどんなふうに活躍してくれる のか?を想像しています。

採用担当者に「この方は当社の採用ニーズにマッチした人材だ」と思ってもらえるような内容を心がけましょう。

書き方・伝え方のポイント

 

採用担当者に伝わりやすいように、整理して文章を組み立てます。 一つの例ですが、「結論」→「根拠」→「必然性」だと相手に伝わりやすいでしょう。

「結論」では、「その企業をなぜ志望するのか」「その企業の何に魅力を感じたの か」「その企業になぜ魅力を感じたのか」という問いに対する答えを書くと良いで しょう。できるだけ具体的に、あなたのオリジナルのエピソードがあればより深み が増します。

次に、「結論」で伝えたことの「根拠」を説明しましょう。結論と根拠をセットで 伝えることで、よりあなたの思いが伝わりやすくなります。応募先のニーズを踏ま えた、活かせる経験やスキルと関連付けて伝えられると良いですね。

「必然性」では、その応募先でなければいけない理由を書きましょう。入社後に実 現したいことや、応募先に応じた貢献出来ることがあれば、ここでアピールしま す。

NGワードは?

  1. 志望動機があいまいで伝わりにくい
  2. 学びたい
  3. 働く条件のみが動機になっている

志望動機があいまいで伝わりにくい

志望動機に応募企業の理念に共感していることを盛り込むのであれば、「理念に共感する理由を書く」ようにしましょう。企業理念への共感は、自分の価値観と企業 理念がマッチしていることを伝えられるポイントですが、 ただ単に「共感」だけで終わってしまう方がとても多いです。 「なぜ・どこに共感したのか」を自分の言葉で具体的に説明できるとベストでしょう。 また、理念の内容を正しく理解できていないと、企業への興味がないのでは?と思われてしまう可能性もあるため注意が必要です。企業の下調べはしっかりと行っておきましょう。

学びたい

学ぶ姿勢があることは、ポジティブな印象を与えられると思いがちですが、伝え方によってはマイナスな印象を与えてしまいます。教えてもらいたいというスタンスを強く押し出しすぎると、「自ら学んでスキルや知識をつけて、事業に貢献する意志がない」とも捉えられてしまいます。 まずはあなたの経験やスキルと、自分がどう貢献したいと思っているのかを伝えたうえで、「新しいスキルを身につけていきたい」「初めての業務にもどんどん挑戦していきたい」など、「働く意欲」をきちんと伝えるようにするといいですね。

働く条件のみが動機になっている

待遇や条件はたいせつな要素です。もし志望動機に条件を書くのであれば、「どうしてその 条件を求めるのか」を補足しておくと、採用担当者の理解が深まるでしょう。 理由がわからないと、「他に良い条件の会社が見つかれば、転職するのでは?」「働く意欲 が感じられない」と、採用担当者に捉えられかねません。 もちろん待遇の良さは応募企業を選ぶ重要なポイントですが、志望動機が意図するものとは 異なるため、伝え方に注意が必要です。

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